『よつばと』4巻2005/08/29 00:42

散財額:600円
ブックカバーはメロンブックス特典

さて、買った物をなんでもいいから載せていこう、という事で更新が続いているこのblogだけども、実際その日買った全てをネタにできるわけではなくて、その日買い物をした数多の物の中から、「これにしとくか」と思った物を掲載している。特に対象にする条件というのは決めていない。例えばその日洗剤だけを買ったとしたら、それを掲載するだろう。結局「これを書いておくか」と思う、それ次第だったりする。

で、今日は『よつばと』。そう言えば発売日だったなーって事で『ガンダムTHE ORIGIN』と一緒に買ってきた。『ORIGIN』はもちろん面白かったです。でもそれ以上に『よつばと』は良かった。今単純に、“即読み返したくなった”。そんな感じ。
ひょっとしたら、「平坦なストーリーでつまらない」と言う人はいるかもしれない。けど、この“よつばと時空”は何にも変えがたいね。

そう言えば、前ドラマ化ネタ画像が出回って色々悲喜こもごもだったけど、個人的には実写ドラマ化しても十分OKだと思うし、あのキャスティングはかなりいいとこついてたと思うなぁ。

よつばスタジオ

最高のサッカー漫画が知りたい2005/08/11 02:41

最高のサッカー漫画を教えてスレで知ったのだけど、『我らの流儀』の加納が今は代打ちって、正直かなりショックだぞコレ(笑)

もっとも作者の大武ユキさんのサイトによれば、この人割と麻雀雑誌での連載長いのね。 というか、ほぼサッカーか麻雀絡みなんだな。さりげなくゲームの『バウンティソード』の原画もやってるけど。
しかし『我らの流儀』のコミックって、買ってたはずなんだけど3巻の表紙に覚えがないよなぁ。2巻までしか買ってなかったっけ?当時は割りとコミックの出入りが激しくて買っては売っての繰り返しだったので今手元にないので、復刊するなら是非復刊して欲しいところだな。
ブックオフとか行けば簡単に見つかるかもしれないけど。

スレ内では『キャプつば』を別格にして、ほぼマガ派かサンデー派で割れてる感じ。個人的にはマガ派。というか塀内ヲタ。
とは言え塀内センセイ漫画は、『オフサイド』2年の選手権県予選編から『Jドリーム』無印までだったかな、と思う。その前後は微妙。かなり。

『オフサイド』は、序盤のライバルキャラとかサッカー全般の描写がかなり微妙だったと思う。国体選抜あたりまでが微妙かな。そこから2年の高校選手権県予選から3年の選手権までは珠玉の名エピソードだったと思う。たまに青臭い話が入るのもまた一興。

個人的に『オフサイド』がとても優れていたと思うのは、ライバルキャラ登場と強さのバランスの良さ。基本線に茅野→暮林→松浦を置きながら、学年が進むのに合わせて出て行く選手(チーム)入ってくる選手(チーム)をうまく入れ替えていった。そこで、少年誌にありがちな主人公チームが全てのライバルを倒す展開をせず、ライバル同士が戦うのもうまく折混ぜて、各チームが勝ちあがってくるのを表現していたと思う。これが逆に名シーン生んだりするし。
そういう点からいくと、静一、暮林の登場はかなり重要だった様に思う。高校界ナンバー1プレーヤーとして登場して川高を倒して、高校界ナンバー1プレーヤーのまま再び戦って敗れて去っていったので。大概こういう場合新しいライバルの当て馬にされるものなんですが、それって定石な手法に思えて実はかなりの失策ではないだろうか。
『キャプつば』もその編をうまくやってたと思うんだよな。学生スポーツ作品て、割とコレに失敗しているの見かける気がする。

『Jドリーム』は、大人の中でただ一人子供の鷹が飄々とやってるのが面白かった様に思う。
そしてその周りを固める大人たちにドラマがあるって感じの。本橋とか本郷のエピソードは今読んでも泣けるよ。そう言えばこれアメリカW杯目指してたんだねぇ。
無印以降は周りの選手も子供になっちゃって馴れ合い化した感じがなぁ。微妙?完全燃焼編は、どうにも塀内センセイのモチベーションが低かった様に思うし。「現実が凄すぎて、漫画が安っぽくなった」みたいなコメントを残してたけど、まさにそういう時代の漫画だったしね。

サンデー系はなぜか流し読みしかしてなかったな。『俺フィー』は、これは村枝賢一の作風なのかもしれないけど、あの中にタクローみたいなキャラを許しちゃうのがなぁ、それがウケるポイントでもあるんだろうけど、個人的にはパスだったのは確か。
その点『ファンタジスタ』は読んでた。しかしこっちはユース以降‥‥撤兵がイタリアに行った辺りからなんとも。つか、代表とか言い出しちゃうあたりからなんとも。もうちょっと高校サッカーのカテゴリーでやって欲しかったんだけど、初めから視点が高校サッカーというカテゴリではなかった様に思うしね。またこれも今の時代に即した作品なのかな、とも思う。

結局高校年代でもプロでもサッカー漫画は“日本代表”に帰結してしまうんだよな。これは日本のサッカーというのが、一般層的に日本代表を頂点として見ているからだろうか。
もうちょっとミクロの視点で、高校単位とかクラブチーム単位とか、本来ミクロではないんだけど、日本におけるサッカー観においてのミクロの視点に立ったサッカー漫画が、「今」出てこないかな、と思う。
とか言って、チャンピオンで連載されていた『オレンジ』は実際そういう漫画だし、実の所一昔前の少年誌におけるサッカー漫画ってのは、まさにそういう視点だったわけだけど。『キャプテン翼』ですら。
時代に即して~というなら、ユースとか?それだと『キーチ』とかいうのがあったな。

それにしても『キャプテン翼』は偉大だと言うしかない。